- 結論からいいますと認識精度は思ったよりはるかに良いという結果でした。音声認識はかなり良く出来ています。2000以上ある例文から数百を選んで実際に発声してみましたが、正しく発音すれば正解率は90%程度でした。残りの10%も間違った後に発音される模範(?)の発音を聞いて、繰り返せば約100%正解となりました。
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- イギリス英語でもアメリカ英語でも認識されました。また極端に早くリエゾンしまくって話してもきちんと認識されます。逆にゆっくりしゃべっても発音が悪いとはずします。そういう意味では良く出来ています。
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- 私の場合はthの後につづくerの音に問題があったらしく不正解となった殆どがそれに起因していました(othersとかです)。そこを意識的に正しく発音すると正解になりました。また、We'llとかI'llとかのLの音でも引っかかったこともありました。
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- 他のレビュー記事で認識率が良くないというコメントも目にしましたが、おそらくその人の発音が正しくないか、マイク感度の調整が良くないかどちらかではないかとおもいます。ちなみに英語の殆ど出来ない知人に試してもらったところ、文章問題でなく単語でも正解率は50%もいきませんでした。
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- また、標準装備のマイク以外のものも試用してみましたがなぜか認識率はかなり落ちました。原因は不明ですが。
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- さて、こう書くといいことばかりのようですが、気がつく問題点も数点あります:
- 絶対に認識されない文章が2問あった。ムキー、となって何度もトライしましたが駄目でした。原因不明。かなり頭にきましたが、あきらめました。
- わざとsをshで発音してみると、きちんと引っかかります。ところがThをzで置き換えてみても正解になってしまう。イントネーションは変でも正解になります。この辺は改善の余地有りですね。
- たまに文章全体を認識対象としていないのではという風に思わせる場合もあった。例えば、文の最後の
in Aprilを in Mayといってみても正解になった、しかしin Juneは不正解になる。何度繰り返してもこれは再現された。一ヶ月違いまでOK??? まさか。
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- 内容のレベルですが、発売のもとの表示どおりでほぼピタリ当たっていると思います。DB3000なら3級前半の人、DB4500なら3級後半の人くらいからが一番向いていると思います。もちろんそれ以上のレベルの人でもこの発音の練習はいいチェックになると思います。わたしもこれで数点の発音の矯正をすることが出来ました。
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